エネルギー環境セミナー開催のご報告☆
イベント
2023/03/28
3月19日(日)にエネルギー環境セミナーを開催しました。
リアルとオンラインの同時開催という、がすてなーにとしては初の試みで開催しましたので、まずはリアル会場の様子をご紹介します。
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第一部は、元南極観測隊・豪華客船料理人の篠原洋一氏をお迎えし、南極で感じた地球環境の変化や、南極の氷と異常気象の関係についてお話を伺いました。
自己紹介。南極観測隊の料理人ってどんな仕事なの?
南極についてのクイズ!みなさんはどれくらい分かるかな??
質問タイム。参加者の関心度がとても高いことが分かります。
ここで、いくつか質問と答えをご紹介します。
みなさんが気になる話題はあるでしょうか??
Q.南極観測隊では、どんな料理がよろこばれましたか?
A.話題性のある食事を心がけた。例えば蟹尽くしパーティなどを開くと、翌日にとどまらず、数年後まで『あの時の蟹は凄かった!』という記憶に残る。そうやって、日々の食事とのメリハリをつけて、食に対する不満がないように心がけた。
Q.南極に行ってみたい!南極に行く客船を晴海ふ頭でみたが、客船に乗らないといけないのですか?
A.今、南極へ上陸できる人数は厳しく規制されている。そのためクルーズ船はオプションを追加し、1乗客当たりの単価を高く設定している。
お金持ちならクルーズ船で行ってもいいと思うが、そうではないのなら、南極観測隊員をお勧めします!!
Q.篠原さんは何か国語話せるのですか?
A.27か国語…と言いたいところですが、きちんと話せるのは日本語だけ。しかし、客船『飛鳥』では、部下に様々な国籍のメンバーがいたのと、客船クルーの公用語は英語であるため、少ない単語で正確に指示を伝えるすべを身に着けることができた。また、寄港地で仕入れをしたりする際に必要な言葉を知ってさえいれば、(挨拶、ディスカウントの依頼、個数、支払い方法など)困ることはないし、色々現地の人と意思疎通ができるので、言葉が分からず困った!ということはあまりない。日本人は、学校教育のせいで、完璧に話せないとなかなか外国語を口に出せない、意思疎通ができないと思いがちだが、知っている単語や身振り手振りでコミュニケーションは十分図れるので、臆せず勇気と勢いをもって相手に関わって欲しい。
Q.南極に家を建てられますか?
A.国際条約で、私利的な建造物は建ててはいけないことになっている。もし南極で暮らしてみたいなら、研究者、医者、料理人などになって、南極観測隊員に加わることが一番!
Q.南極で困ったことは?
A.よく他人に、『あんなに何もない(不便な)場所によく行くね~』と言われるが、自分は何が不便なのかよくわからない。コンビニがないこと?映画館がないこと??南極では、地球影を見ることができる。みなさんは、地球影を見たことはありますか?
夜空のたくさんの星を見ることもできる。毎日同じ場所に雲がかかっていて、なんでだろう?と研究者に話したら、望遠鏡手渡された。レンズを覗くと、雲だと思っていたものの中に無数の星々が見えて、とても感動した。あれは、マゼラン星雲だった。(極夜やダイアモンドダストなど)こんな素晴らしいものが見られるのに、なんで何もないと思うのか?
何が楽しいか、何に価値を置くかというのは、結局のところ自分の心の中の捉え方次第。
もしつまらないと思うことがあっても、こころのギアをチェンジする、見方を変えるだけで、楽しいことや素晴らしいことに変わる。自分は、南極に行きたくて行ったので、着いたその日から、あと何日しかいられない!!と思って過ごしていた。
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第二部は、東京ガスネットワーク(株)東京東支店の伊藤あすか支店長より、都市ガス業界の地球温暖化対策について紹介がありました。
都市ガスがどうやって届くのかや、e-methane※についてご紹介しました。
※メタネーションによって製造された合成メタンの呼称
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篠原氏の講演は、ご家庭でも視聴できるようになりました。
残念ながら当日ご覧いただけなかった方、再度見たいという方、ぜひこの機会にご覧ください。
★アーカイブ動画公開期間
2023年3月28日(火)10:30~5月10日(水)17:00
★視聴方法
下記画像をクリックして、動画にアクセスしてください!