がすてなーにブログ其ノ弐拾八 ~静かに輝くふしぎな樹のおはなし~
お知らせ
2022/10/21
みなさんこんちには!
外に出ると、うろこ雲やいわし雲が空に浮かんでいて、秋らしい景色を見かけるようになりました。
肌寒い季節になってきましたが、衣替えは完了しましたか?
28回目のがすてなーにのススメ担当、オリーの服はまだ夏のままです…。
今回オリーが紹介するものは、炎のふしぎギャラリーにある展示です。
ここには本物のガスの炎を使ったさまざまな展示があり、『ガス灯』のレプリカも展示されているんですよ♪
そして…このギャラリーの中央には、光輝く樹が展示されています。
樹が光るなんて、ちょっとふしぎですよね。
さぁ、そんなふしぎな樹は…こちら!
この樹は『マントルの樹』といいます。
枝先の一つ一つが光っているように見えますが、実はガスの炎で明るくなっています。
さて、この光っている箇所をよーく見てください。
みなさんの知っている炎となにか違うところはありませんか…?
炎の形がなんだかふしぎな姿をしています…
それに、ガスの炎が『青』でも『赤』でもなく、『緑』がかって見えますね。
なぜなのでしょうか…?
実は、発光剤を染み込ませた木綿などを編み込んでつくった袋が、炎にかぶせられています。
これにより、炎と発光剤が化学反応を起こし炎の色が変化しているんです。
この袋、『マントル』という名前で、今から約130年前にカール・ヴェルスバッハによって発明されたものです。
『マントル』を使用することで、ガスの炎だけの状態と比べて約5倍も明るくなります。
昔、人々は植物などで作った油やろうそくの炎を明かりとして利用していましたが、
明治時代になるとガス灯が登場し、街の明かりとして使われ始め、少しずつ広まっていきました。
当初ガス灯は裸火を使用していましたが、その後マントルがガス灯に使われ始めます。
ろうそく等を使った炎の明るさしか知らなかった当時の人たちからすると
ガス灯の明るさを見て、とても驚いたかもしれませんね。
炎のふしぎギャラリーにある『マントルの樹』は、沢山のマントルがついていて
近くで見てみると、その明るさを体感できます。
マントルの樹の他に、ガス灯もありますので
みなさんも、ぜひ実物を見にがすてなーにへ来てくださいね♪