10月といえば・・・?
お知らせ
2022/10/07
みなさんこんにちは。
10月になりました。朝晩もすっかり涼しくなり、とても過ごしやすい日が続いていますね。
明日10月8日は、二十四節気の中の寒露にあたります。
寒露とは、晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露のことです。ちょうど秋の長雨が終わり本格的な秋の始まりを迎える節目なのです。
この時期は大気の状態が安定して、空気が澄んだ秋晴れの日が多くなります。夜には月も美しく輝いて見えるのですが・・・では、今年の10月8日は(土)は何の日かご存じですか?
この日は十三夜といって、古くからある秋のお月見の日なのです。
十五夜は聞いたことがあるけど、十三夜は知らないというかたもいるのではないでしょうか?
十五夜が中国から伝わった習慣であるのに対して、十三夜は日本で始まった行事です。
十五夜では月の神様に豊作を願いますが、十三夜は稲作の収穫を終える地域も多いことから、秋の収穫に感謝しながら美しい月を愛でるのです。昔は月の満ち欠けなどを用いて暦を計算する旧暦を用いていたため、人々の生活と月は密接につながっていたのですね。
十三夜の月は満月ではない!?
どうしてまんまるではない、少し欠けた月を見る風習が生まれたのでしょうか?
昔から日本人の心には、未完成ゆえの美しさというものが響いたからだと考えられています。これから満ちていく月に、独特の美しさを見出したのではないでしょうか?
月明かりはとても美しいですが、夜道を歩くのに月明かりだけだとやはり暗く感じますよね?
明治時代、日本にもようやく夜道を安心して歩けるあるものが登場しました。
では、それは何でしょうか?
①横断歩道
②街灯
③信号
正解は・・・
②街灯
明治5年(1872年)10月31日に、横浜の本町から馬車道にかけて初めて街灯が灯りました。この当時の街灯は、今の電灯と違いガスの炎を使用したガス灯です。
月明かりや提灯の明かりで夜道を歩いていた人々は、魔法のような明るさに驚いたかもしれません。
魔法といえば、10月31日は、魔法使いやお化けの仮装をしてハロウィンを楽しむ方もいるかもしれないですね。
実は、10月31日はハロウィンの他に、あることの記念日でもあるのです。
一体何の記念日なのでしょうか?
①かぼちゃ
②ガス
③月
正解は・・・②ガス
前述の通り、明治5年横浜の本町から馬車道にかけて、日本で初めてガス灯が灯ったのを記念して、この日をガスの記念日としています。
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空気も澄んで、夜空が一段ときれいに見えるこの季節。
少し立ち止まって空を見上げ、暗闇を照らす明かりに思いを馳せてみてください。
暗い夜に出現したガス灯の明るさが、どれほど驚くべきものだったのか想像できるのではないでしょうか?
がすてなーにでは、復元したガス灯を見ることができますので、ぜひ遊びに来てくださいね。