3月のごあいさつ
お知らせ
2023/03/03
みなさんこんにちは!
和菓子と音楽が大好きなぴろざえもんです。
今日はひな祭りですね。そういえば、中学生くらいから、ひなあられを食べてないなぁ~ということに今さっき気付きました!
なんだか懐かしい・・・さて、
突然ですが、ここで問題です!
Q1 ひなまつりは、○○の節句ともいわれていますが、○○に入る文字は何でしょうか?
①重陽の節句
②端午の節句
③桃の節句
正解は・・・
③桃の節句
桃の節句は、七草・端午・七夕などと並ぶ五節句のひとつで、本来は「上巳(じょうし、じょうみ)の節句」といい、3月の最初の巳(み)の日を指していました。
江戸時代に上巳の節句が五節句のひとつに定められ、5月5日が男の子の節句であるのに対し、3月3日は女の子の節句となったのです。
桃の節句と呼ばれるようになったのは、旧暦の3月3日の頃に桃の花が咲くことや、桃は魔除けの効果を持つと信じられていたことに由来しているそうです。
ところで・・・
Q2 この曲は何というでしょうか?
①3月3日
②うれしいひなまつり
③おひなさま
正解は・・・
②うれしいひなまつり
昭和11年に発表された童謡ですが、みなさんもどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?
歌詞を見てみましょう?
あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花
五人囃子の笛太鼓 今日はたのしい ひな祭り
お内裏様とおひなさま 二人ならんで すまし顔
お嫁にいらした姉さまに よく似た官女の白い顔
金のびょうぶに うつる灯を かすかにゆする 春の風
すこし白酒 めされたか あかいお顔の 右大臣
着物をきかえて 帯しめて 今日はわたしもはれ姿
春のやよいのこのよき日 なによりうれしいひな祭り
たのしいやうれしいとありますが、お祝いの時の音楽としては、なんだか少ししっとりとした、日本的でみやびな雰囲気があるように感じませんか?
この曲は短調で書かれているので、少し悲し気な雰囲気を感じるかもしれないのですが、それだけの理由でみやびな雰囲気が出ているわけではないのです!
(一般的に、長調の音楽は明るく、短調の音楽は暗くさみし気に聞こえることが多い)
日本には昔から民謡音階、律音階、都節音階など様々な音階があります。この曲は、日本古来のヨナ抜き音階に則って作曲されています。
(音階の7つの音のうち、4つ目と7つ目の音を抜いた5つの音で構成される音階。ペンタトニック・スケールのひとつ。ちなみに、音階の2つ目の音と6つ目の音を抜いて音階を弾いてみると、沖縄の雰囲気が出てきます♪)
日本らしいみやびな雰囲気が出ているのは、そのためなんですね。
今回は、伝統行事と音楽についてご紹介しました!
今日がみなさんにとって、たのしいうれしいひな祭りになりますように。
ちなみに上巳の節句は、元々男女の関係がない行事でしたが、江戸時代になって女の子の行事になったそうです。
平安時代にタイムスリップした気持ちで、今年は男の子も楽しんでみてはいかがでしょうか?