年末のごあいさつ
お知らせ
2021/12/30
2021年も残りわずかですね。
もう、大掃除は終わりましたか?
大掃除は年末にするものというイメージがありますが、実は12月13日頃に行うものなのだそうです。
みなさんは、正月事始め(しょうがつことはじめ)という言葉を聞いたことがありますか?
もともと12月13日は鬼宿日(きしゅくにち)といい、婚礼以外は何をするにも大吉という日であることから、神様を迎える準備を始めるのにふさわしい日とされ、正月の準備に取り掛かる日とされてきました。
正月事始めの主なものは、煤払いや松迎えというものです。
煤払い
昔は囲炉裏で煮炊きを行っていたので、家の中は煤だらけ!そこで、家の中に積もった煤やほこりを掃除するというものです。現在の大掃除がこれに当たりますね。
松迎え
門松にする松や、お雑煮やおせち料理を作るために使う薪などを山から伐ってくることを、松迎えといいました。新年の恵方の山に、新年の年男が採りに行くという習慣があったそうです。今は松を採りに山に行くこともないですが、この時期になると、お店で正月飾りをよく見かけるようになりますね
このようなお正月を迎える準備をして、大晦日がやってきます。
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ここで問題です!大晦日に関わりがあるものは、次のうちどれ?
①年越しそば
②お年玉
③除夜の鐘
正解は・・・
①年越しそば
③除夜の鐘
毎月月末を晦日(みそか)といい、江戸時代の商家では、忙しい晦日にそばを食べる習慣がありました。また、室町時代には、大晦日にそばがきを食べて無病息災を願ったことが、年越しそばの始まりとも言われています。
『そばのように細長く長寿』であるようにという意味もあるそうです。
除夜の鐘は大晦日の深夜、日付の変わる0時を挟んで突く鐘のことです。
仏教の考えでは人の煩悩は108あるとされていて、鐘を突くことは煩悩を払う意味があります。
お年玉は、御歳魂という言葉から来ています。
御歳魂というのは、正月に年神様を迎えるためにお供えされる丸い鏡餅のことを指しています。
お餅が年神様の魂を表しており、そのお餅を家族に分け与えたというのが、お年玉の由来といわれていますので、大晦日に関連するものではないですね。
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明日は大晦日。
『まだ大掃除を終えていない!!』という方は、急いで取り掛かりましょう!
年越しそばは、年が変わるまでに食べ終わらなければ幸運を逃すとも言われているので、明日の大晦日はおそばを食べた後ゆっくりと除夜の鐘を聴き、気持ちよく年を越したいですね。